「若草山大好き大集合」 若草山をたっぷり満喫しました

 (文責・北村たくや)
 5月11
日、「若草山大好き大集合」のイベントに参加しました。

 

 主催は「若草山へのモノレール建設に反対する会」。澄みわたる快晴に恵まれたこの日、約250人が参加し、若草山をたっぷり満喫しました。

 

 全体会の後、若草山一重目の芝生の斜面では、「鹿せんべいとばし」大会が開かれており、「若草山大好き大集合」の参加者も合流。小さな子ども連れのファミリーなど、大きな歓声が。

 

 その後、各グループに分かれて行動。

 

 私は、若草山三重目の山頂にある、鶯塚(うぐいすづか)古墳までの登山コースへ。

気持ちよく山を登りながら、小笠原好彦先生(文化財保存全国協議会代表)の案内で、この古墳についておおいに学びました。

 

 鶯塚古墳は、全長103メートルの前方後円墳。前方後円墳で100メートルを超えるものは、大きな部類で、地域の有力氏族のトップが埋葬されていたと考えられると。山稜にある古墳に立ち、あらためてその大きさを実感しました。

 

 この場所は、京都・木津川に抜けるルート、山背(やましろ)と大和をつなぐ要衝。古墳の後円部は南側にあり、その大和地域を治めていた大首長が後円部に埋葬され、古墳の前方部は北側を見下ろし、これからこの地域を新しいリーダーが支配下に治めることを表明していると。まさにその地域が恭仁(くに)宮で、天候が良かったので遠くまで見通すことができました。

 

 古代から、この場所は交通などの要衝であり、「のろし台」があったと考えられること。出土品のなかに、その遺物がみつかれば、歴史上の「大発見」になると話され、ワクワクする気持ちになりました。

 

 まさに、ホンモノがここにあると実感しました。

 

 歴史のロマンを駆り立てる場所。先人から受け継いできた遺産が「若草山」です。

 

 安易にモノレールをつくるなどして、歴史的文化的な遺産を破壊させてはなりません。現地をあるきその思いを新たにしました。

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