国民健康保険料の減免申請

  国民健康保険料の減免申請                     (文責 北村)

 11月25
日、奈良民主商工会の国民健康保険料の集団減免申請に、共産党市議団も同席させていただきました。

 


 市内で仕事されている業者の方々が、それぞれ自らの商売や仕事の実情、所得が激減している実態を切々と訴えられました。
 
 豆腐屋を営んでおられる女性は、近辺にスーパー・マーケットがたくさんできてお客さんが激減しているところに、原料代の高騰、家賃値上がりなど相次ぎ、営業が困難に。豆腐をつくっても売れ残り、捨てなければならない状況を話されました。
 
 印刷のデータ加工業をされている方は、パソコンやソフトの普及で仕事の単価がどんどん下がり、昨年の売り上げは過去最低。大学生と高校生の子どもをかかえるなか、夫人もパートに出て無理をし身体をこわしていまい、入院・手術など医療費が逆にかさむなど、本当に大変です。
 
 不動産業の方からは、学生が奨学金返済に追われ、親も教育費負担で疲弊し、部屋貸し業が成り立たない状況を訴えられました。電気工事業をされている方も、事業主が身体を壊し大病を患い、仕事ができない苦境に立たされていると。
 
 胸がつぶれる思いです。まさに市民の状態悪化の縮図がありました。
 
 これに対し、担当課長も、担当係長も、来られた市民の訴えや実態を、丁寧に聞きとって仕事しようとされていることがよく伝わり、ジーンときました。
 
 最近、なかなかこうした場面に接することが減っています。
 
 市民の暮らしをまもる立場にたって、自治体が精一杯の役割をはたすことが求められているなか、こうした姿勢にたった市の対応がひろがればと切に思いました。
 
 市民の切実な暮らしの願いを正面にかかげ、12月議会も、市議団全員で力あわせて奮闘したいと思います。


 
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2016年度第2次予算要望

奈良市の来年度の予算編成にあたり、さる10月28日に36項目の
重点要望の提出に続き、今回これに続いて市民生活に関するさらに具体
的な要望や、まちづくりについて、第2次要望として市長に提出しまし
た。主な内容は以下のとおりです。

第1、長引く不況のもと、いのちと暮らしをまもり、市民生
活の安定をはかることをもとめます。
 市民生活に関することとして、滞納税、滞納債権については一方的な
徴収強化でなくきめ細やかな対応をすることを含め2項目。
 
保育・学童保育に関することとして、児童福祉法24条1項に基づく
市の保育実施責任を基本に保育することを含め21項目。
 障がい者・児対策に関することして、市独自に障害者自立支援制度の
自己負担軽減策を図ること。また、施設への支援も行うことを含め5項
目。
 高齢者対策に関することとして、待機者が増えている特別養護老人

ホーム等、入所施設の基盤整備を早急んはかることを含め7項目。
 介護保険制度に関することとして、要支援1・2の方の介護サービス
は、これまでのサービス量・質・利用料など不利益にならないようにす
ることを含め2項目。
 低所得者対策に関することとして、生活保護制度について保護基準の
ひきさげは行わないよう国に要望することを含め3項目。
保険・医療対策に関することとして、奈良市で24時間小児救急を実
施することを含め3項目。
国民健康保険制度に関することとして、保険証は、加入者全世帯に無
条件で交付することを含め5項目。
ひとり親家庭対策に関することとして、ひとり親家庭の福祉対策を拡
充することを含め2項目。
平和行政に関することとして、安保法制(戦争法)を廃止するよう国
にもとめることを含め5項目。
雇用・中小業者支援に関することとして、中小業者の実態調査を行い
中小企業への融資制度を拡充することを含め4項目。

第2、市の街づくり計画を全面的に見直し、住民主体の街づ
くり計画で自然と歴史的景観を守り、世界遺産都市にふ
さわしく、環境と人にやさしい文化の香り高い奈良市を
築くことを求めます。
都市計画・景観・街づくりに関することとして、街づくり条例を制定
するなど、街づくりにかかわる住民と民間事業者との紛争やトラブルを
解決するためのルールづくりを行うことを含め12項目。
自然環境・農業問題に関することとして、鳥獣被害対策を抜本的に強
化することを含め3項目。
道路・交通に関することとして、リニア中央新幹線については、採算
性、自然環境や住民生活への影響等、あらゆる角度から検証を行うことを
含めて11項目。
 河川・公園に関することとして、河川の増水による浸水・冠水対策をす
ることを含め7項目。
公共施設に関することとして、奈良市の公共施設総合管理計画の具体化
に当たっては、今後市民の施設利用に大きな影響を及ぼすことから、計画
段階から市民への十分な説明と合意を得ることを含め6項目。
住宅に関することとして、母子や障がい者・高齢者、また災害などで緊
急に一時避難を要する場合など、特定目的の市営住宅を計画的に建設する
ことなどを含め3項目。
 消防・防災問題に関することとして、消防関係予算を増額し、消防力整
備指針にもとづき人と整備の両面で消防力を強化することを含め5項目。
 ごみ問題に関することについて、市民の負担増となる家庭ごみの有料化
は行わないことを含め7項目。

第3、教育予算を増やし、豊かな個性、確かな学力、健康な身
体をつくる教育の実現を求めます。
「小中一貫教育」について、現場の意見を尊重すること。充分な検証を
行い、見直すことを含め30項目。

第4、不正・腐敗・暴力を一層し、市民が真に主人公となる清
潔・公生で、無駄のない市政、市民参加の政を求めます。
公務員の成績主義評価導入をやめ、職員のやる気を引き出し、住民に役
立つ市役所とするために一層努力することを含め3項目。

その他
公用車の事故対策について具体的対策を取ることを含め1項目。
 
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公共工事における設計業務の品質確保を

 10月26日に建設企業委員会が行われ、共産党市議団は奈良市発注の公共工事における設計の品質が確保されていない問題を取り上げ改善を求めました。きっかけは奈良市北永井町にある明治小学校校舎の建て替え問題です。この小学校の校舎が築50年になり、老朽化が激しいことから建て替え工事が予定されています。5年前ほど前、市議団は明治小学校を視察し、クラスの放送設備が壊れている、雨漏りがひどい、など相当老朽化が進んでいる実態を調査していました。この9月定例会に工事請負契約の議案が出され、わが党も賛成し、全会一致で採択されました。議案可決を受け、10月3日、明治小学校の体育館で住民説明会が行われ、授業を行いながらの3年間にも及ぶ工事となるため、住民の皆さんからも安全対策を求める発言が相次ぎました。
 これを受け、建設企業委員会で、市の提案している工事の安全対策で一番の問題は歩車分離されていないことだと指摘しました。グランドや校舎昇降口で児童と工事車両が交錯することになっていて、特に昇降口付近はバックで車両が動くため、危険です。また南校門前の道路が4メートルしかなく、2.5メートル幅のミキサー車が通れば児童と車両が異常に接近することになります。ガードマン頼みの安全対策ではなく、工事車両と児童(430人)が交わらない工事方法に変更すべきだと提案しました。
 さらに校舎の一部にアスベストが含まれていますが、設計書にはアスベストが含まれている3か所のうち2か所しか記載されておらず、調査不足である点も指摘しました。
 市は、工事方法については歩車分離で行うこと、アスベストについても飛散防止対策に万全を期すことを答弁で述べました。問題は設計業務の委託契約が価格のみとなっていて品質を評価するしくみになっていないこと、担当課での設計書のチェックが甘いことなどです。工事の当面の対応と共に、仮設工事設計における品質を担保するよう強く求めました。




 




 
















 
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秋、行楽シーズン真っ盛り…奈良は第67回 正倉院展

秋が深まり、紅葉が美しい季節。
奈良は観光地で、連日、国内外から大勢の方が訪れて賑わっています。
奈良の秋の文化行事の一つ、「正倉院展」が先月10月24日から一般公開されています。
私は、毎年かならず覧に行くようにしています。
行くたびに1200年以上も前に創られたものに、そのセンスの良さ、技術の高さに心躍るような感動があります。
文様の美しさ、繊細さ、そしてシンメトリーや均一性。そしてそれが、自然と調和した息づかい…
この正倉院展の宝物、同じものを覧るには最低でも次回は20年後…。それだけ、保管されてきた宝物が多いということです。
それにも驚きませんか?

今年、おもしろかったのは写経するのに失敗した紙を捨てないで、別のものをそこに書いて再利用しているものも展示されていました。1200年以上前は、紙は貴重品だったということでしょうか…
正倉院展は、11月9日まで公開されています。まだの方はぜひご覧ください。

たくさんの方が、毎年訪れる「正倉院展」ですが、たくさんの方が自由に移動できて、文化の交流を図れるのも平和であってこそ。
文化や習慣の違いを共有してこそ、平和が生まれます。1200年以上前の大陸からの文化交流が現代に生きる私たちに伝えているものはなんなのでしょうか…。
正倉院展を覧て、考えました。       ならうさぎ 拝
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