10月臨時議会が終了しました
11月9日に10月臨時議会が終わりました。今回の議会は、斎苑場の移転に伴い奈良市が購入した土地代金について裁判で示された費用について、請求権を放棄するかどうかを判断する議会でした。
「請求権の放棄」とは?わかりにくいかと思いますので、要約しますと、斎苑場の土地を購入した際に、評価額の3倍の価格で買っていることを市民から訴えられ、1億1640万円を払いすぎたので地権者2名と市長の3名に、奈良市に返還するようにとの判決になりました。この件をうけて、奈良市は、地権者の2名には返還するように請求するが、市長には返還の請求はしない(請求権の放棄)という議案を出しました。共産党市議団としては、有識者や弁護士の意見もをいただき検討した結果、評価額の3倍での購入、隣地の購入、埋まっていたゴミの処理費用などは、理由のいかんにかかわらず、市長の裁量権をあきらかに超えていると判断し、請求権の放棄には反対をしました。議会としても反対多数となり請求権の放棄をしない(地権者と市長に土地代金を請求する)という議決となりました。
この件に関しては市民のみまさんからも様々な意見が寄せられました。これで終わりではなく今後もご意見があれば承ってまいります。