旧統一協会関連団体のイベントを毎年奈良市が「後援」! ―共産党市議団の指摘を受け、後援取り消しー
安倍元総理への銃撃・暗殺事件をきっかけに注目を集めている政治と旧統一協会との関係は国政に限りません。共産党市議団の調査で、市民の皆さんが行っている様々なイベントに「後援・奈良市」と銘打っている事業の中に「ピースロード」というのがあることがわかりました。
これは、平和を祈願するとして全国を自転車で縦走する旧統一協会関連のイベントで、奈良県実行委員会の委員長は自民党の小林茂樹衆議院議員です。誰も反対しそうにないテーマでイベントを企画し、自治体の後援名義でお墨付きをもらうことで、信用度を高めようとしたのだと思います。共産党市議団は8月15日に後援取り消しの申し入れを行い、17日に行われた市議会観光文教委員会で北村議員が取り上げ、市は過去にさかのぼって取り消すことを明言しました。
さらに市長は西大寺駅の銃撃現場に何らかの追悼モニュメントを作ることを検討しており、9月ぐらいに結論を出すとしています。しかし市議団には「絶対にやめさせてくれ」、「街頭宣伝やビラまきをこんなところでするのかとなり、正当な政治活動ができなくなる」などの懸念が寄せられています。ここを安倍政治礼賛の場所にしてはなりません。